2013年7月21日

試験制度改定前のラストチャンス!

去る7月5日、日本内部監査協会よりCIA/公認内部監査人の新試験について発表されたことはご存知でしょうか。

【プレスリリースはこちら】
http://www.iiajapan.com/certifications/info/20130705.html

以下、日本内部監査協会の発表について見ていきましょう。

スケジュールについて

【新試験:3科目】
 ●受付開始 … 2013年11月1日
 ●試験開始 … 2014年1月1日

【現行試験:4科目】
 ●最終申込 … 2013年12月10日 ※当日の消印有効
 ●試験終了 … 2014年6月29日

続きまして、

『現在、受験有効期限内のパートがあり、そのパートを現行4パートで再受験を希望する場合は、2013年9月16日までにテストセンターで受験をすることをお勧めします。』

という一節がありますが、別の表現を用いますと、

★『現行試験であと2回受験する場合、9月16日までに1回受けてください』
★『9月17日以降に受験する場合、現行試験のラストチャンスになる』

ということになります。
※最終申込の12月10日から90日遡ると、計算上は9月10日になりますが、今回は特例で9月16日まで認めてもらえるようです。

現行試験の最終受験可能日は、人によって異なります!

ここ最近、誤解されている方が多いため、ご注意いただきたいのが、

『誰でも彼でも、現行試験は2014年6月29日まで受験できる訳ではない』

ということです。
具体例を挙げて説明いたします。

【例】9月15日に初回出願(Part1のみ)を行った方のケース

●初回出願  … 9月15日
●登録完了  … 10月15日 ※4~5週間ですが便宜的に+1ヶ月で計算
●受験可能日 … 4月15日まで ※180日ですが便宜的に+6ヶ月で計算

このようにPart1に限ると、最終受験日は6月29日の前に到来します。

先述の通り、9月17日以降は現行試験のラストチャンスになりますので、ここで不合格になってしまったら、12月10日に間に合わなくなるため、新Part1の受験が余儀なくされます。

受験戦略『できるだけ、現行制度で科目合格を目指しましょう!』

今回の制度変更の目玉は何かと申し上げると、

●現行試験 … 100秒/問
●新試験  …  72秒/問

と、ご覧の通り28秒も持ち時間が減ってしまうということです。

過去にCIAを受験した感想を申し上げると、決して時間に追われません。
のんびり取り組んでも、時間はたっぷり余ります。

一方72秒ですが、CISA(4時間÷200問=72秒/問)を受験した感想では、時間の余裕が全くありませんので、解答するのがやっとです。

『時間が足りなくて、全問解答できなかった』
『残り数分で、空欄を無くすために適当に解答した』

など従来のCIAでは考えられないことが、新制度では起こりうると思います。

【注意】Part3とPart4について

科目合格のルールを整理すると、

『Part3合格+Part4合格(or免除)→ 新Part3合格』

という扱いになります。

ここで注意したいのが、「片方だけではダメ」ということです。

先述の「9月17日以降は現行試験のラストチャンスになる」という点を踏まえると、2科目とも一発合格しなくてはなりません。

そのため、2科目合格はハードルが高いという方におかれましては、

●現行試験 ⇒ Part1+Part2
●新試験  ⇒ Part3

という要領で全科目合格を目指すのも良いかもしれません。

試験制度改定前のラストチャンスになる7月期クラスがいよいよ開講します。
CIA合格を目指して、この夏から一歩ずつ前進していきましょう。

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