危険な会社は41社!ゴーイングコンサーンについて

6月8日のことですが、東京商工リサーチのホームページに興味深い記事が掲載されていましたので、ご紹介させていただきます。

3月決算の全上場企業2,504社のうち、「継続企業の前提に関する注記」(ゴーイングコンサーン注記、以下:GC注記)が付いた企業は、41社あるとのことです。

2011年末にGC注記について調べたところ、42社が確認できたので、全体としてはほぼ横ばいで推移している感じでしょうか。

社数が増える要因は、「新たにGC注記が追加」ですが、減る要因にフォーカスしてみると、

●改善されたので注記がはずれた(池上通信機)
●上場廃止(カラカミ観光など)
●倒産(NISグループ)

が挙げられるようです。

ご覧の通り、必ずしも前向きな理由で減る訳ではないのが実情です。

今回新たに6社が追加されたようなので、そのうち2社について、具体的に見ていきましょう。

【その1】 セレブリック

決算短信によると、

●5期連続で営業損失を計上
●同じく5期連続で営業キャッシュフローのマイナスを計上
●債務超過(資産<負債)に転落

と記載されています。

いわゆる「業績不振」という典型的なパターンです。

GC注記解消に向けての取り組みとして、「営業収益の確保」など掲げていますが、5期も連続して「本業で儲けが出せない」という状況から推察すると、一筋縄ではいかないのではと感じてしまいます。

同社より5月付で中期経営計画がリリースされています。
数値目標を見ると、今期は営業利益を見込んでいますが、果たしてどうなるのでしょうか?

【その2】 テラプローブ

その1の「業績不振」とは少し異なる理由のためリストアップしました。

「倒産したエルピーダメモリが主要顧客」

これがGC注記の理由になっているようです。
決算短信によると、グループ売上高の約66%は、なんとエルピーダで占められています。

損益計算書を見てみると、前期は経常利益を計上していますが、

●約27億円の貸倒引当金(エルピーダ向け債権)
●約54億円の減損損失 (九州事業所で保有する固定資産)

といった巨額の特別損失が発生したため、最終的には「当期純損失」に陥ってしまったようです。

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